トーマス・ハンプソンのマーラー

6月 3rd, 2019

6月2日(日)分奏練習の前にザ・シンフォニーホールへ。 

Gewandhaus Orchester LEIPZIG ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
Andris Nelsons アンドリス・ネルソンス
Thomas Hampson, Bariton バリトン:トーマス・ハンプソン

Gustav Mahler マーラー  

 「さすらう若人の歌」から   
  Ging heut, morgen über’s Feld 朝の野辺を歩けば  

 歌曲集「子供の不思議な角笛」から   
  Lied der Verfolgten im Turm 塔の中の囚人の歌   
  Wo die schoenen Trompeten blasen トランペットが美しく鳴り響くところ   
  Das irdische Leben 浮世の生活   
  Das himmlische Leben 天上の生活    
  Urlicht原光

Pyotr Ilyich Tchaikovsky チャイコフスキー  
 交響曲第5番 ホ短調OP.64

前半プログラムが特に楽しみで、第7回演奏会を懐かしみながら少し楽譜や歌詞を思い出し、客席へ。

にじみ出る音楽、雰囲気、世界が本当に素晴らしくて、夢のような時間。
聴こえてくる音はもちろん素晴らしいのですが、静寂にあれほどいろいろな顔があるとは。
美しさとか柔らかさ、あたたかみだけでなく、重みまで。

最近激しく心を揺さぶられる演奏を聴くと必ず思い出すのが、
中学生の頃、テニス部の顧問の先生に言われていた
「ラケットは手の延長だと思え」 という言葉です。

楽器が体の一部のように思えたり、音楽がその人の一部のように聴こえたり、
理屈じゃなく自然に流れ出てくる音楽こそが、
聴いていてとても心地よく、引き込まれる演奏なのだとつくづく感じます。
「楽器をかまえて、いろいろなことに気を付けながら音を出す」のではなく、
「私から自然に出る音を楽しむ」演奏をしたいものです。

ホール練習

6月 1st, 2019

5月19日 ホール練習

テノール二塚直紀さんとのホール練習でした。

『大地の歌』第1,3&5楽章、だいぶ馴染んできたのではないかと思います。

最近なぜか、合奏中と終わってからの幸福度がとても高いです。 幸せですね。

第9回演奏会へ

3月 19th, 2019

第8回演奏会の前に再開宣言をしたはずのブログ更新が再び休止状態になってしまっていました。

ずいぶん時が流れてしまいましたが、第8回演奏会を聴きに来てくださったお客様、いろいろな形でご一緒させていただいた方々、本当にありがとうございました。

台風の影響で直前の練習が中止になるなどの困難もありましたが、どんな困難にも立ち向かい妥協することなく自分の音楽を実現したGustav Mahlerを愛する私たちにとって、このくらいのことはむしろ本番の集中力を高める好材料になったように思います。

当日は演奏中、演奏終了後、本当にさまざまなことを感じましたが文章にはまとめられそうにないので大切に胸にしまっておきます。

交響曲第8番までの演奏会を終えた今、これまで培ってきた全てを残りの演奏会に注ぎ込み、全曲を終えるときにはGustav Mahlerというひとりの音楽家の生き様を感じ取る瞬間を味わいたいという想いで第9回演奏会に向けての練習に取り組んでいます。

★第9回演奏会

2019年7月15日(月祝)
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール 
14:00 開演(13:00 開場)

曲目 : 大地の歌、交響詩「葬礼」

チケット料金 : 1500円(全席自由)
  
たくさんのお客様のご来場をお待ちしております。

メフィストフェレスに共感⁈

9月 18th, 2018

ゲーテの戯曲『ファウスト』、マーラーの交響曲第8番を演奏する機会に読んでみようと思い、本屋さんで初めて手に取ったのは、前回の演奏会が終わった頃だったので、去年の夏頃です。
数種類の訳本をパラパラと見て、古くて難しそうな言葉遣いのものを、一番本物っぽい!なんて思い、購入しました。

それが良くなかったのか、読み慣れない分野だったり予備知識がなかったからか、ほとんど意味が分からず、読み進まないんです。
長いなと思ったシーンは斜め読みで、とにかくマーラーが曲に用いた最終場面まで、文字を追っただけになってしまい、第一印象は良いものではありませんでした。

ところが、独文学を研究するオーケストラメンバーの力を借り、解説してもらったり、勧めてもらった書籍を読むと、急に興味が湧き、おもしろくなり、もうすっかりゲーテの虜になってしまいました。

この状態でもう一度トライしようと思い、第1部の最初にある、「捧げる言葉」を読んだら、じーんとしました。いや、もっと激しくこみあげてくるものが…
その理由についてはまた機会があれば書こうと思います。

まだまだこれからも触れてみたいゲーテという人。
好きな人や世界が増える幸せをかみしめる日々です。

ひとつ、戯曲『ファウスト』について知れば知るほど、登場人物の中でメフィストフェレスに最も共感している私が正常なのか、それだけは少し心配です。
みなさんは誰に共感しますか?

混声合唱団ホール・バルティカ&相愛フィルハーモニア 特別演奏会

9月 10th, 2018

今晩は、『混声合唱団ホール・バルティカ&相愛フィルハーモニア特別演奏会』に伺いました。
後半のプログラムが、マーラーの交響曲第8番とあって、関西グスタフ・マーラー交響楽団のメンバーの姿もちらほら。

前半の曲目は、グリーグ/組曲「ホルベアの時代から」(ホルベルク組曲)で、弦楽器の、ときに繊細で軽やか、ときに重厚で力強い演奏を楽しみました。

後半のマーラーは、まずはどこにどの楽器が座るんだろう、バンダはどこかな、栄光の聖母マリアはあのボックスに現れるのかなと、休憩時間から楽しみが始まります。
いざ演奏が始まると、圧倒的な迫力に一瞬でのみこまれました。

初めてCDでこの曲を聴いたときは「長いな…」というのが感想でした。
今日は全く、長いとは思わなかったです。

マーラーが第8番を作曲したのは1906年。
1907年にはオーケストレーションも完成していました。
初演は本人の指揮で、1910年です。

こんなに大掛かりで感動的な曲を書き終えてからしばらく演奏機会に恵まれず、数年経ってやっと、音にして披露できる機会を得たら、それはそれは嬉しかっただろうと想像すると、なんとも幸せな充実した気持ちになりました。

ゲーテのファウスト展

9月 9th, 2018

マーラーの交響曲第8番は第1部と第2部から成ります。
第2部の歌詞には、ゲーテの戯曲『ファウスト』第2部の最終場面が用いられています。

というわけで、ゲーテ記念館で開催中の、「ゲーテのファウスト展」に行ってきました。

広い展示室に、様々な展示がされていました。
ゲーテの交友関係をまとめてあったのが興味深かったです。
文通相手として、シューベルトやベルリオーズの名前がありました。
マーラーが生まれたのはゲーテの没後なのですが、もし同時代に生きていたら、意気投合したのではないでしょうか?

ゲーテの『ファウスト』はたくさんの言語に訳され、出版されています。
日本語訳も、多数存在しています。
舞台化もされました。
それらの資料を見ると、本当に広く愛された、偉大な作品なんだなと感じます。

そんな作品のクライマックスにつけられた音楽を演奏すると思うと、身が引き締まりますね。

第8回演奏会

9月 7th, 2018

♪第8回演奏会♪

2018年10月8日(月・祝)
京都コンサートホール 大ホール
15:00開場 15:30開演
交響曲第8番

やっと暑さが落ち着いて、たまにひんやりとした空気を感じられるようになりました。
ということはもうすぐです!

秋の京都にマーラーを、ぜひ聴きに来てください。

最近の練習 &「深み」?

5月 4th, 2016

みなさま、こんにちは!

ゴールデンウイーク、いかがお過ごしでしょうか?

マーラーオケの方は、あっという間に、本番まであと1ヶ月ちょっとというところに来ました。

4月24日には、アルトソリストの八木寿子さんがお越しになり、4,5楽章を合わすことができました♪

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同じ人間の声だとは思えないほど、深く美しい声でした。

ニーチェ「ツァラトゥストラはかく語りき」第4部 「酔歌」からの歌詞。

 

ここでちょっと歌詞の中の「深い」を抜き出すと…

「深い真夜中」「深い夢」「世界は深い」「深い」「世界の嘆きは深い」「嘆きよりも歓びはずっと深い」「深い深い永遠を歓びは求める」

「深い」を意味する”tief”が語形変化を伴いながら8回登場します。

同じ「深い」でも、最初は「真夜中」だったそれは実は語り手が見ていた「夢」であり、「世界」つまり「嘆きの世界」であることが示唆されます。

しかし、さらに嘆きよりも深い「歓び」が提示され、

嘆きは、いわばその嘆きの深みに「立ち去れ!」と語るけれど、歓びは深い深い永遠を求める、と結ばれます。

深みにも色々あるんですね。

アルト八木さんの声の深みは、この「変化する深み」の表現が思い浮かぶようでした。

この深みはどこにあるのか。皆が持っている人間の心の嘆きの深みと歓びの深み。

歓びが求める永遠の深みの方が、心の嘆きの深みよりもさらに深い

なんだか、すべてはまだ理解できないけれど、救われる気がします。

演奏しながら、「歓びの永遠なる深み」なるものを感じられるように、

まだもっと歌詞の読みや楽譜読みを深めたいです。

 

これから合宿や、合唱のみなさんとの練習も控えています。

 

忙しくなってきますが、がんばりましょう♪

 

短いですが、近況報告でした♪

 

それでは、また。

 

 

マーラーでダンス!?

12月 6th, 2015

みなさま、こんばんは。
12月2日の夜、京都芸術センターで行われた
ダンサー・振付師きたまり×関西グスタフ・マーラー交響楽団音楽監督田中宗利
トークセッションに行ってきました♪

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ぜったい面白いに違いないと期待した通り、
本当に興味深い対談でした。

マーラーの音楽が最初「なんか、きもちわるかった。」と表現されたきたまりさん。
それが、マーラーでダンスをしていくきっかけとなったそうです。
きれいすぎない、この違和感。マーラーなら、ダンスでやっていけるんじゃないか。と。

きもちわるいどころか初めは「なにがなんだか」状態だった私には、よくそのお気持ちが分かりました。

「長いし、飽きる」曲でもあるとも表現されたいたように思います。うーん、私の場合は、最初はちんぷんかんぷんでも、
一曲と対峙するとその曲丸ごと端から端まで好きになってしまうため、
飽きたり、きもちわるいという感覚は完全になくなる気がするなあと思いながら聞いていました。

きたまりさんはそこの違和感をもったままダンスにされるということなので、その感覚の違いが
どんなダンスとなって表現されるのか、とても気になります。
音楽なんて、捉え方は人それぞで、そこが面白い。
その違いを表現することが芸術なのではと思うので、ただただダンスを早く見たい。

きたまりさんは、細かく決まった振り付けなどはなく、大筋の中で感じたままに踊られるとか。
対談の中で、決まった振りはなくても田中先生が解釈される音楽とダンスの振りがシンクロしている部分があることが判明したりして、根幹にあるマーラーの音楽を共通に感じられているのだなあと思いました。
コンテンポラリーダンスって本当に今まで観に行く縁がないですが、
人の前で踊るって・・すごい。
生(ナマ)の自分を身体中でさらけ出してそこから始まる芸術だとしたら
まずそこから私と全然違う。そんなさらけだせない。一体、どんなんだろう?
でも、学指揮を昔していたころは、みんなの前で心が裸になってる感覚だった。
みんなの前に立っているし、繕いは隠せないし、熱い気持ちはやっぱり伝わるし。
そう思うと、身近に感じられる。

「ひとつの感想に偏ってほしくない」
というきたまりさんの言葉は、自由に捉えていいんだ、と私を安心させました。
私にとって未知の芸術。
交響曲第1番でダンスをされるなら興味は100倍。
来年1月29日から、2月3日まで、ぜったい見に行こうと思いました。

田中宗利音楽監督とダンサーきたまりさんのトークセッション!

11月 30th, 2015

みなさま、こんにちは。
今日は、スペシャルなトークセッションのご案内です。
関西グスタフ・マーラー交響楽団音楽監督・指揮者の田中宗利氏と、
ダンサー兼振付師の「きたまり」さんが、トークセッションを開催されます。
きたまりさんは、マーラーの音楽でダンスを作られるそうで、その関連企画で行われます!

場所は、京都芸術センター(阪急烏丸駅近く)の明倫ワークショップとして、

12月2日(水)19:30-21:00に行われます。無料です。
http://www.kac.or.jp/events/17391/

きたまりさんのページでのインフォメーション
http://ki6dance.jimdo.com/次回公演-titan/関連企画/

なんて魅力的なセッションでしょう。マ、マーラーの音楽でダンス・・?
12月1日には、1月に公演を予定されているマーラー交響曲第1番のダンスの公開リハーサルをされるそうです。

ご興味のある方は是非!